inahachiの書評

日々読んだ書籍の短評となります

2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「悩みどころ逃げどころ」 ちきりん、梅原大吾

「悩みどころ逃げどころ」 ちきりん、梅原大吾 2016年 小学館 学校エリートだったが今が学校教育に否定的な社会はブロガーのちきりんさんと学校には寝に行くところとしていたプロゲーマーの梅原大吾さんの対談本。ルートは違い持論も違うのですが、まったく…

「世界を歩いて考えよう」 ちきりん

「世界を歩いて考えよう」 ちきりん 2012年 大和書房 社会はブロガーのちきりんさんの世界旅行に伴う気づきを集めた本。驚くべきは、1980年代からその当時では未開に地に近い東南アジアやソ連、アフリカなども旅をしていることです。その中で、いつもながら…

「強く生きるノート」 本田直之、ちきりんなど

「強く生きるノート」 本田直之、ちきりんなど 2013年 講談社 上記2名含めて、9名の著名人のかたの生き方に関する考え方集。雑多に寄り集まっているので、一冊を通しての回答があるわけではないです。ただし、9者9様の生き方に関する思想を学ぶことが出来ま…

「新仕事力」 大前研一

「新仕事力」 大前研一 2020年 小学館新書 2018年に発行された大前さんの「個人が企業を強くする」にコロナ状況化のコメントを追記した追補版のビジネス書となります。個人が企業を強くするを呼んだことがある方はあらためて読む必要はないでしょうが、どち…

「東大から刑務所へ」 堀江貴文、井川意高

「東大から刑務所へ」 堀江貴文、井川意高 2017年 幻冬舎 東大出身ですが、生まれやその後のキャリアの違うお二人の有罪になった時の経緯と刑務所での生活を対談形式で進めている本。他のメディアでは言わないようなちょっとした弱気になった時の話などを見…

「教養としてのギリシャ・ローマ」 中村 聡一

「教養としてのギリシャ・ローマ」 中村 聡一 2021年 東洋経済新報社 副題の「名門コロンビア大学で学んだリベラルアーツの真髄」の通り、日本の大学ではイマイチうまく教えることが出来ていないイリベラルアーツの基本を網羅した本となります。改めて思うの…

「マンガは哲学する」 永井 均

「マンガは哲学する」 永井 均 2009年 岩浪書店 哲学者の永井さんによるマンガの中の哲学的な場面を集めてまじめに議論している本。これをみるにあらためて、日本のマンガ文化の成熟度、先進性が感じ取られます。手塚治虫発祥のストーリーマンガは、哲学も網…

「世界征服は可能か?」 岡田斗司夫

「世界征服は可能か?」 岡田斗司夫 2007年 筑摩書房 アニメの悪役が目的としている世界征服を論理的に分析するとことから入り、最後の章に一番主張したいことをぶつけています。そして、現代の悪とは我々が慣れ親しんでいる悪ではなくなってしまうことに納…

「ゴミ投資家のための人生設計入門」 海外投資を楽しむ会

「ゴミ投資家のための人生設計入門」 海外投資を楽しむ会 1999年 メディアワークス かなり文章が攻撃的で言葉の強さでインパクトを出そうとしていますが、内容的には合理的な資産形成の指南書となっています。1999年の本ですが、それぞれが2大出費と言われる…

「地頭を鍛えるフェルミ推定ノート」 東大ケーススタディ研究会

「地頭を鍛えるフェルミ推定ノート」 東大ケーススタディ研究会 2009年 東洋経済新聞社 フェルミ推定を解くことを趣味としている方のフェルミ推定の練習帳。フェルミ推定は概論さえわかればそれでいいものだと思うので、特別な趣味視している方以外は購入す…

「人はいかに学ぶか」 稲垣佳代子

「人はいかに学ぶか」 稲垣佳代子 1989年 中公新書 学ぶという行為における学ぶ側の態度、心持ちによって学習効率が変わるということを様々な角度で論じた本。要は、学ぶべきことを好きになって能動的に向き合えると覚えが早いということ。2020年のいまでも…

「日本の科学思想」 辻 哲夫

「日本の科学思想」 辻 哲夫 1973年 中央公論社 科学という言葉は、幕末から明治にかけて欧州から輸入された思想・技能であるが、もともと日本にあった思想や技術との類似性や関係性はあったのではないかという問いから、様々は科学とのつながりを個別に検証…