2021-01-01から1年間の記事一覧
「学校と工場」 猪木武徳 1996年 読売新聞社 幕末の教育環境から入り、明治・昭和にかけての学校の発祥とその時代に必要とされた役割を前半部分では解説しています。あらためて、学校とはそもそも政府が望む国民を作るための職業訓練校であると認識しました…
「アフターデジタル2」藤井 保文 2020年 日経BPマーケティング 現在のデジタル環境に関して事例をもって解説した現在ビジネスの入門書。ひとつひとつを探していけばネットで拾える情報ではありますが、ひとつにまとまっているので手に取りやすい本だと思い…
「武器になる経済ニュースの読み方」 高橋洋一 2021年 マガジンハウス 2020年の状況、コロナ禍とそれに対する経済対策を踏まえて、マクロ経済の基礎を教える本。その中でも、長年マスコミや政府が発表している事柄に関して、マクロ経済学から考えると全くの…
「内側から見たAI大国中国」 福田直之 2021年 朝日新聞出版 2018年くらいまでの中国のデジタル化の現状を解説した本。今読む分にはそこそこ情報になりますが、これらの内容はWebで入手した方が早くて正確です。あえて本で確認する意味合いはどこら辺にあるの…
「理科系の作文技術」 木下是雄 1981年 中公新書 理科系の論文などの文章を書くときに留意すべき事項を説明した本。英語と日本語の理論の体系の違いや、意見と事実の違いを明確にするなど、すべての文章の作り方に通じるのもでもあります。文章を書く人は一…
「経済倫理学のすすめ」 竹内 靖雄 1989年 中公新書 だいぶ古い経済書なので現状にどこまでマッチしているのか難し部分はありますが、用例として提示されているものは、古典的な経済と倫理の問いなので汎用性はあるかと思います。惜しむらくは、では最終的な…
「思想家志願」 浅羽 通明 1995年 幻冬舎 知性は、どう鍛えればいいのか。教養は、何の役に立つのか。オウム、オカルト、オタク…若者はなぜハマッタのか。現代日本に投げかけられた諸問題をみながら、来たるべき時代の生き残り戦略を過激に説いた、オタク世…
むげんアイデアの作り方 高橋 晋平 2012年 イーストプレス社 ∞(むげん)プチプチという名品を、世に送り出した企画屋さんのアイデア創出法。 しりとりをベースとした連想法を特に詳しく解説しています。なにもしなくてもアイデアが下りてくる天才でなければ…
「イスラーム主義」 末近 浩太 2018年 岩浪新書 今の中東を俯瞰する時、格好の入門書。オスマン帝国の崩壊から西欧列強各国がどのようにして現在の中東諸国を線引きしたのかという時点から2018年現在までを通しで理解でs決ます。宗教と生活が一体とされるイ…
「かくかく私価時価」 小田嶋 隆 2003年 BNN新社 噂の真相で連載されていたコラム(1997年―2003年)の文庫化した本。その時の時事ニュースに対しての大喜利や落語化のコラムとなっています。当時は、エッジの利いた文章だったのかもしれませんが、2021年…
「ストーリーで学ぶ戦略思考入門」 荒木 博行 2013年 ダイヤモンド社 グロービスでの初級の教科書でしょうか。タイトルにつられてストーリ―戦略の本かと思ったら、もっと古典的な経営戦略の解説書でした。他の書籍で述べられていることしかなく、この本独自…
「残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法」 橘 玲 2010年 幻冬舎 橘さんのライフハック本。人間の資産・資本を3つに分類し、ゲームチェンジが起きている現代の中でどのような思想で立ち向かえば幸せに近づけるのかを説明しています。2010年の本なので、…
「ビジネス書図鑑」 荒木博行 2020年 ディスカバー21 古典的なビジネス書や新しめの本も含まれている書評本となります。1冊あたり6ページの割り当てで図表も入った形式で完結にまとめられています。良書をざっと俯瞰するのには良い書評本だと思います。この中で…
「超訳 孫子の兵法」 許成準 2021年 彩図社 定期的に世の中に出てくる孫子の兵法をビジネスに応用したライト本。孫子を知らない人が入口として手に取るのはありだと思いますが、原著にあたった方が良いでしょう。
「東欧革命1989」 ヴィクター・セベスチェン 2009年 白水社 当時の世界を根底から変えたソ連崩壊に関して、約20年の歳月を費やしてまとめ上げた一冊。1989年がリアルな事件として覚えている40代以降の人は再度見直しておくべき事件ですので…
「物流危機は終わらない」 首藤若菜 2018年 岩浪新書 コロナ禍になりさらに個人物流の重要性があがりました。それなのにも関わらず、給料は下方向の引力がウーバーイーツによってさらにかかっています。給料と労働(仕事)のバランスがどこで取られるの…
「数に強くなろう」 ピーター・フランクル 2015年 岩波新書 数学者のピーターフランクルさんの数に関するパズルの本。内容がかなりマニアックなため、数字が苦手な人にはお勧めできません。逆に数学パズルが好きな方は楽しめると思います。
「インテル戦略転換」 アンドリュー・S・グローブ 1997年 七賢出版 インテルの設立メンバーのアンドリューさんが経験したイノベーションのジレンマを描いたインテル社史となります。この時の危機は乗り越え、世界一の会社になりましたが、再度、202…
「食品廃棄の裏側」 石渡 正佳 2016年 日経BP社 日本の食品の安全性は世界一だと思います。そんな食品産業(キレイ、オイシイイ、賞味期限がある)などを維持するための負の側面をあぶりだしています。日本には、年間2800万tの食品廃棄があるとか…
「僕はこうやって11回転職に成功した」 山崎元 2002年 文藝春秋 金融を専門として、20年のキャリアの中で11回の転職をした山崎さんの職歴の本となります。金融業界は不得手なのですが、山一証券の破綻など大きな事件の内情や外資系の雰囲気などい…
「サイエンスカフェへようこそ 2」 滝澤公子 2010年 冨山房インターナショナル 神田神保町で定期的に科学に関してのトークライブを行っているようです。そのライブカフェのまとめ書籍となります。幅広い科学分野がテーマとなるために、ちょっと最新の科…
「サムソンクライシス」 張相秀 2015年 文藝春秋 サムソンが大きくビジネスを伸ばした時期に人事部門の長を務めた張さんと経済ジャーナリストの片山さんの対談によるサムソンのシステムに関して説明した本。2015年の外部から俯瞰した情報と、張さん…
「仕事のアマ、仕事のプロ」 長谷川和廣 2010年 祥伝社 1939年生まれなので旧世代の経営コンサルタントの長谷川さんの仕事に対する姿勢のガイドブックとなります。具定例は少なくどちらかというと精神論や考え方を列挙しております。アマとプロとい…
「お金の減らし方」 森 博嗣 2021年 SBクリエイティブ社 「すべてがFになる」で作家デビューをはたしてそのまま人気作家をなった森さんのおカネにまつわる生き方に関しての考え方。そもそも、編集者からお金の稼ぎ方の本を書いて欲しいと依頼されて出て…
「ビジネスの未来」 山口 周 2021年 プレジデント社 常に時代の一歩先を狙って発信している山口さんの2021年における思想書となります。SDGs、サステナビリティーを念頭において新らしい思想を持つべきだとの提言をしています。内容的には、堀江貴…
「調べる技術書く技術」 野村進 2008年 講談社現代新書 ノンフィクションライターの野村さんの文章を書くことに関しての教科書。かなり具体的に行動自体を書いているので、あるいみマユアルに近い内容となります。 ライティングの入門書として目を通す理…
「ブランド人になれ」 田端信太郎 2018年 幻冬舎 有名企業を渡り歩いた田端さんの最新の提言となります。なかなか田端さんの領域まで自分をブランド化することは難しいとは思いますが、とにかく難しいことを考えずに行動することが大事なのだと再認識致し…
「できそこないの男たち」 福岡伸一 2008年 光文社 題名につられて男女の関係性を語った社会学的な本と思うと失敗します。ガチ理系の分子生物学者が語る生物学の科学史となります。生殖化学の基礎を俯瞰したい方のみにお勧めです。
「売分生活」 日垣隆 2005年 ちくま新書 インターネットによる売文が近年盛んではありますが、こちらの本はその前の古き良き時代の文筆業のありかたについて書かれています。文章を起こすことが特別だった時代は過ぎ去り今はクラウドソーシングで無限の…
「世界の天変地異」 マッティン・ヘードベリ 2021年 日本ナショナルジオグラフィック社 ナショナルジオグラフィックのキレイな写真を楽しむ本。題材は、転変地異レベルの大きな気象現象となっています。ニュ-ス映像や写真でしかこれらの現象を俯瞰して…