inahachiの書評

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「なめらかな社会とその敵」 鈴木 健

なめらかな社会とその敵」 鈴木 健  2022年 ちくま文庫
核と膜とネットワークの生物学的な原理を、貨幣・選挙・法律・戦争という社会学的な大きな問題に対応するためのコンセプトとして展開する思考実験の一冊。

既存のパラダイムの中にない概念を提唱しているので、すぐに受け入れることは出来ないと思いますが、ひとつの仮設として学べることは大いにあります。

人生・社会学・哲学に触れたいと思っている方は、一度読むべきでしょう。