inahachiの書評

日々読んだ書籍の短評となります

「京セラ 悪の経営術」滝本忠夫 1999年

「京セラ 悪の経営術」滝本忠夫 1999年 イーストプレス

京セラの新規事業所に転職して数年後に退職した方の暴露本。実名・実話と筆者は言っておりますが、あくまで筆者にとっての京セラの一部所の話であると割り切っておかないといけません。個人に対しての暴露本もそうですが、筆者は頭に血が上っているので論理的な記述で無くなったり、記憶違いが多発したりすることが多い気がします。時には悪意を持ってウソを書いた暴露本もあるでしょう。

とはいえ、京セラも昔からブラック企業と言われている会社なので、完全にウソではないでしょう。そもそも1990年頃の日本の企業は、ブラックが社会の文化であった時代でもあります。「24時間戦えますか?」が普通にTV CMで流れているような世の中でした。

今このような本が発刊されたら炎上案件になりますね。よく京セラが販売を許したものです。