<世相>企業と人件費
未だに日本の企業のほとんどは、人件費をコストと考えています。
会計の計算上はコストなのでしょうが、人がいないと事業も成り立たないという原則を理解すれば、人件費は投資と考えるべきだと思います。
投資と考えると、働く方はより厳しい環境に置かれてしまいますがしょうがない。
中長期で投資に見合うリターンをたたき出すことが出来ると証明しないとなりません。
逆に今後拡大するであろうジョブ型雇用などは短期目線になっており、この投資の理論からすると、長期スパンでは企業の弱体化を招きます。なぜなら人材が企業に残らないから。
どちらかというと、終身雇用の方が投資理論に近いのですが、終身雇用でありながら人件費=コストとしていたために本質を逃してしまっております。
今後は企業も社員もWIN-WINになるような、中長期の雇用に合わせた名称が必要でしょう。