inahachiの書評

日々読んだ書籍の短評となります

「イスラーム主義」 末近 浩太 

イスラーム主義」 末近 浩太 2018年 岩浪新書

今の中東を俯瞰する時、格好の入門書。オスマン帝国の崩壊から西欧列強各国がどのようにして現在の中東諸国を線引きしたのかという時点から2018年現在までを通しで理解でs決ます。宗教と生活が一体とされるイスラムが異文明、異文化に接した時、どう対処しようとしてきたかを後付ける。世俗化という形で人、物の交流を受け入れるか、信仰に基づいた生活を守るか。日本にいると分からないですが、イスラム教と各国政府の政治思想を再認識できます。