inahachiの書評

日々読んだ書籍の短評となります

「パニック・裸の王様」 開高健

「パニック・裸の王様」 開高健 1960年 新潮社

開高健さんの短編集。特に第38回下半期芥川賞受賞作の裸の王様は秀逸。若かりし頃の開高さんの怒りとエネルギーが大いに詰まった作品となっています。この後、ベトナムへ従軍することになる開高さんの本質を垣間見る良作。