inahachiの書評

日々読んだ書籍の短評となります

2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「14歳からのニュートン超絵解本 パラドックス」 ニュートン編集部

「14歳からのニュートン超絵解本 パラドックス」 ニュートン編集部 2022年 ニュートンプレス 科学雑誌ニュートンのムック本。 パラドックスをテーマとして、いろいろなパラドックスを紹介しています。 一通り読み、解釈することで論理力は飛躍的に上がるでし…

「TVディレクターの演出術: 物事の魅力を引き出す方法 」 高橋 弘樹

「TVディレクターの演出術: 物事の魅力を引き出す方法 」 高橋 弘樹 2013年 ちくま新書テレ東のディレクターの高橋さんの主にテレビの作り方に関する仕事術。 映像関係の仕事に就きたい方は読んでおくべき教科書ですが、それ以外ではあまり横展開が難しいか…

「死なばもろとも」 ガーシー(東谷義和)

「死なばもろとも」 ガーシー(東谷義和) 2022年 幻冬舎 2022年の参議院選の台風の目となった、ガーシーの半世記。 芸能人や政財界の要人へ女性をあてがう、アテンダーという職業もガーシーを通して知りました。 そもそもグレーソーンの住人であり、どちらか…

「イシューからはじめよ」安宅和人

「イシューからはじめよ」安宅和人 2010年 英治出版 シンニホンでもおなじみの安宅さんの思考方法に関する著作。 普通は、「目的」や「パーパス」といった言葉で表現される本質部分を見極めながら 思考を微分するといった手法を紹介しています。 あえて、あ…

「書く仕事がしたい」 佐藤 友美

「書く仕事がしたい」 佐藤 友美 2021年 CCCメディアハウス ベテランライターの佐藤さんの仕事の流儀。 かなり細かいところや、戦略、心構えなどもサラっと書いてあり、文章を仕事にしたい方は必読の一冊。 意外と挿話の部分も独特で参考になります。 私…

「世界ヤバすぎ! 危険地帯の歩き方」 丸山ゴンザレス 

「世界ヤバすぎ! 危険地帯の歩き方」 丸山ゴンザレス 2020年 産業編集センター 危険地帯ジャーナリストの丸山ゴンザレスさんの危険旅のガイド。 でも、マネは出来ないですね。 ただし、ちょっとした準備や心構えなどは一般の海外旅行にも通じるところはある…

「都会の異界 東京23区の島に暮らす」 高橋 弘樹

「都会の異界 東京23区の島に暮らす」 高橋 弘樹 2021年 産業編集センター テレ東の名物プロヂューサーの高橋さんの別の一面を見れる本。 あまり気にしていなかった、東京の島に行きたくなりました。 全体を通じて奇妙な人間関係を見つける才能とそれをシニ…

「岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。」ほぼ日刊イトイ新聞

「岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。」ほぼ日刊イトイ新聞 2019年 2017年にガンのために亡くなった任天堂の立役者の岩田さんをしのんだ本。 生前のお話などをまとめた形式で、ほぼ日のファンであれば、一度は読んだことのある内容ですが一つにまと…

「三行で撃つ 」近藤 康太郎

「三行で撃つ 」近藤 康太郎 2020年 CCCメディアハウス 元朝日新聞の記者で今は、農家兼猟師の近藤さんの文章論。 どちらかというと文章を書くことに対しての心構え論が多めで、プラクティカルな技術論は概要にとどまっています。 本書はひとつの参考として…

「トコトンやさしいカビの本 」カビと生活研究会 , 佐々木 正実

「トコトンやさしいカビの本 」カビと生活研究会 , 佐々木 正実 2006年 B&Tブックス 理科系のさまざまなことに関してやさしく解説している「トコトンやさしい」シリーズのカビに関する本。 日本人の食生活にカビは重要な役割を持っています。そんな身近なカ…

「OPTION B(オプションB) 逆境、レジリエンス、そして喜び」 シェリル・サンドバーグ  アダム・グラント

「OPTION B(オプションB) 逆境、レジリエンス、そして喜び」 シェリル・サンドバーグ アダム・グラント 2017年 日本経済新聞出版 グーグルやフェイスブックにて活躍した女性経営者のシェリル・サンドバーグのいわば思い出の本。11年連れ添った夫を病気で早く…

「創造力を民主化する―たった1つのフレームワークと3つの思考法」永井 翔吾

「創造力を民主化する―たった1つのフレームワークと3つの思考法」永井 翔吾 2022年 中央経済社 経営コンサルタントの永井さんの思考とくにクリエイティビティーに特化したビジネス書。 クリエイティビティーといっても芸術ではなく、単なる資本主義ビジネス…

「史上最強 図解 これならわかる!統計学」  涌井 良幸   涌井 貞美

「史上最強 図解 これならわかる!統計学」 涌井 良幸 涌井 貞美 2010年 ナツメ社 統計学の入門書。入口としては、図表も多いので比較的取り組みやすいです。 いまや、文系理系問わず必須の学問の統計学は、かならず勉強しましょう。

「お金のむこうに人がいる」 田内学

「お金のむこうに人がいる」 田内学 2021年 ダイヤモンド社 お金に関しての本質を問いかけている本。 すべてに人の必読書となります。 なにかにつけてコスパが良いとか悪いとか、費用対効果がどうとか、すべての経済指標の表層的なことに対して深い洞察を得…

「アートの祭り」 カールスモーキー石井

「アートの祭り」 カールスモーキー石井 1997年 幻冬舎 米米クラブのボーカルのカールスモーキー石井さんの自伝となります。 2022年の今頃読んで、カールスモーキー石井は、歌手ではないということをいまさら知りました。 古い本でも発見があるものです。 米…

「思えば、孤独は美しい。」糸井重里  2017年

「思えば、孤独は美しい。」糸井重里 2017年 ほぼ日 ほぼ日社長の糸井重里さんの日々の言葉の中から、一部切り取りして編集した本。 言葉を操るにおいて日本でも有数の糸井さんなので、出来上がった本は名言集という感じではなく、むしろ詩集といった雰囲気…

「いつか来る死 」 糸井重里, 小堀鷗一郎

「いつか来る死 」 糸井重里, 小堀鷗一郎 2020年 マガジンハウス ほぼ日でおなじみの元コピーライターの糸井さんと外科医を定年で退職後、訪問医者として80歳を超えても現役の小堀さんとの「死に方」にまつわる対談。 あまり感情的にも感傷的にもならない、…

「破天荒フェニックス オンデーズ再生物語」 田中 修治

「破天荒フェニックス オンデーズ再生物語」 田中 修治 2018年 NewsPicks Book 今や世界400店舗を超える眼鏡屋さんのオンデーズの事業再生の小歴史。 ただし、読んだとしても経営能力にマイナスの影響しかないかもしれません。 ひとつ分かることは、田中社長…

「ふくしまのおかず 春夏編」 服部一景

「ふくしまのおかず 春夏編」 服部一景 2022年 開港舎ふくしまの郷土の食材と郷土料理を紹介した本。 日本の食文化の深みを感じられます。 日本や食べ物が好きな人は、いちど目を通しておきましょう。

「がんばろうとしない生き方 大腸がんになって見つけた笑顔でいる秘訣」 桑野 信義

「がんばろうとしない生き方 大腸がんになって見つけた笑顔でいる秘訣」 桑野 信義 2022年 KADOKAWA ラッツアンドスターのクワマンのガン闘病記。 内容は、一般的なガン闘病記ではありますが、有名人の本であれば手に取る人も増えるのかと思います。 健康は…

「実力も運のうち 能力主義は正義か? 」マイケル・サンデル

「実力も運のうち 能力主義は正義か? 」マイケル・サンデル 2021年 早川書房 ハーバード大学のマイケルサンデル教授の名著。 先進国の病ともいえる、資本主義と民主主義の矛盾に関して、能力主義(メリトクラシー)と共通善の2項に関して、歴史から現在まで…